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（…はあ？何だよそれ…！ふざけるな！）
俺は必死に取り付けた機械を外そうと試みるものの、全く外れる気配がない。
『なお、無理に外そうとしても外れないようになっております。
それでも無理矢理はずそうとするなら…機械が誤作動を起こして電流が流れてしまうかもしれません』
若い男の声は笑いが堪えきれない様子だった。
なぜ…
ただ新作のゲームで遊びたかっただけなのに…
殺し合いをしなければならないんだ…
どんなに怒ろうと…どんなに嘆こうと…
もう逃げられないのか…？
争いなんてしたくない。
母の死を目の前で見ていたので、人が死ぬ辛さは嫌でもわかる。
ここに居る一人一人に家族や友達が居る。
そんな人達を殺すことなんて…俺には無理だよ…。
俺は唇を噛み、当選を喜んだことを心から悔やんだ。
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