速攻 【詩織視点】

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「……ん…」 うめき声が聞こえ、水樹が動くのが見えた。 「水樹!」 「詩織…さん?無事だったの…?」 「ああ、姉さんが助けてくれたんだ」 「佳織お姉様が…?」 寝ぼけが入っているのか、半開きの目のまま辺りを見回す水樹。 「!! 白夜くん…綾小路くん…お姉様…まで…」 その目は、驚愕により見開かれていた。 「私もなにがなんだか分からない……が、今は敵を見つけだしてスキルを解除させるのが先決だ」 「……そう…だね」
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