速攻 【詩織視点】

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「敵の攻撃が分からない以上、グズグズしている訳にはいかない。 水樹、オマエには空から敵を探してもらいたい。」 「……分かった。 詩織さんは…どうするの?」 「私も水樹について下を走る」 「みんな…は?」 「水樹が空から警戒すれば、そう簡単に出て来られなくなるだろうし、何かしようとするのを見かけたら、私のスキルを使えばいい」 「…分かった。 【堕天使】」 スキルを発言すると水樹の背中から漆黒の翼が生える。 翼は大きく羽ばたき、強い風圧を生み出しす。 そして、水樹の体は浮き上がっていった。 どんどんと高度を上げて行く。 と思ったら急降下し、私のもとに戻ってきた。 「…詩織さん、見つけたよ!」
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