速攻 【詩織視点】

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…… 「痛い……痛いですわ……」 「よう」 「!! ……何しに…来たんですの……? 殺すなら……さっさと殺してくださらない?」 「……殺すつもりならとっくに殺している。 私は人を殺さない。」 「綺麗事を言わないでくださる……? それに、この痛みが続く方が余程……地獄ですわ」 「だから、治しに来たんだろ。 【回復】」 スキルを発言する。 「なに…を…」 まず、身体に残っていた銃弾が出てくる。 そして、銃創は徐々にふさがってゆき……目立たなくなるまでに時間はかからなかった。 「終わりっと」 「何故…助けるんです? わたくしは貴女達を殺そうとしたのに」
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