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「……痛むんだよ。
人を撃った、という事実が胸にズキズキとくるんだ」
胸に手を当てる。
「わたくしが襲いかかると言うことは考慮していませんの?」
「荷物を取られて、縛られているオマエが私を倒せるとは思えないし」
「荷物……ああ!
か…返してください!」
「一つ約束してくれれば、返す。
私達を二度と襲わないことだ」
「貴女…馬鹿ですの?
そんなの、約束するって言って荷物を取り替えした後にでも攻撃すれば済む話しじゃないですの」
「その時は私のスキルを使う。
【狙撃手】は範囲内なら何処に居ようが、相手に弾を当てるから逃げられないぞ。
そして、今度は治さない。」
「……」
女の顔が恐怖に染まって行くのが分かった。
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