出発

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………… 落ち着いたところで、佳織にあの後何があったのか尋ねてみた。 しかし彼女は詩織が起き上がってすぐに倒れてしまったため、詳しいことは知らないそうだ。 蓮は最初から最後まで倒れていたので見事に出番なし、だ。 そんなことより詩織と水樹が心配だ。 「佳織、蓮。二人を探しに行こう」 「そうですね、ですが何処に居るか分かりませんよ?」 「そうだな……虱潰しに探して行くしかないかな」 「大変ですね……。 隆之、いってらっしゃい」 笑顔で手を振る佳織さん。 「いってらっしゃい」 ついでに蓮も。
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