出発

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詩織は自分で満面の笑みになっていることに気がついているのかな? ちょっと微笑ましくなっ―― 「し…姉妹でそんな……」 蓮が顔を紅くして、そっぽを向く。 空気が凍った。 笑顔のまま詩織も凍りつく。 ……蓮よ、そこでその発言はねーよ。 ネタだよな?ネタなんだよな? 「蓮、気をつけをして少し上を向け」 笑顔のままだが、とんでもないオーラを放つ詩織さん。 「ん?こうか?」 ―――その後は蓮の眼鏡が吹っ飛んで3 3(こんなかんじ)になったりと、大分ドタバタした。 ……いいのかな、こんなんで。
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