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「近くに川があるみたいだね。
どうする?
休憩するならそこでしようか?」
「そうだな、オレは休憩する、に賛成だ」
「ふん、隆之も蓮もひ弱だな。
……まあ皆が休憩するって言うなら私もしないことはないが」
「はいはい、それなら詩織は一人で先に進んでしまってくださいねー☆
あ、もちろん私は休憩に賛成ですよ」
「ごめんなさい、私も賛成です。ハイ」
「……」
水樹も無言で頷く。
「決定だね」
そして川までたどり着く。
川、と言ってもあまり広くなく、頑張れば飛び越えられそうな広さだ。
流れる水は思わず見惚れるくらいに透き通っていて、川に反射する。
太陽の輝きは眼を開られないほどの眩しさだ。
「あまり離れすぎないようにね。
それじゃ、解散!」
「キャンプの班長みたいですね」
「……確かに」
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