川のほとりで

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「な、中野さ……たすけ――」 「やっておしまい」 佳織がパチンッと指を鳴らす。 すると、三人が一斉に襲い掛かってきた。 「ぎゃああああぁぁぁぁ……」 ……… …… 「あの変態に何かされませんでした?」 「さ、されてないよう」 「お姉さんの名前は橘佳織と言います、貴女の名前を教えてくださいますか?」 「中野、比奈です……」 「比奈ちゃんですかー。 怖かったでしょう? もう大丈夫ですよー」 「それより隆之君を助けてあげてえぇえぇ!!」 ……散々サンドバックにされた俺はボロキレになっていた。 何か色々、はみ出てるんじゃないかってくらいに。
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