川のほとりで

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…… とりあえずボロキレ状態から復帰。 結局、罰は俺の呼称が『変態』になってしまっただけで済んだ。 ……いや、それはそれで悲しいんですが。 他の連中は俺を殴ってストレス発散して満足したのか、比奈に悪意が無いのを感じ取ったのか、再び解散していて今は比奈と俺の二人きりだ。 変態変態言ってるわりになんだかんだ信頼をおかれてるのかな。 「……それで、比奈さん。 一体どうしたの? 見ず知らず俺に手を出さずに起こそうとするなんて、普通は無いよね?」 彼女も俺の事を下の名前で呼ぶので遠慮なく俺も下の名前で呼ぶことにする。 「……」 「……何か、あったの?」
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