川のほとりで

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「そして、次に救出。 これは空から接近できる水樹ちゃんが適任でしょう。 ……お願い出来ますか?」 「……怖いけど、頑張る」 「……ありがとうございます。 立派な妹分を持って、私は誇りに思いますよ」 「ゴホン」 「……そこのわざとらしいのと、私が援護をします」 「わざとらしいなんて酷いや、姉さぁん……」 「貴女が一番危険が少ないでしょうに……。 あ、蓮は私にスキルカードを預けてくださいます?」 「あ、ああ、良いぞ」 と、蓮が鞄からカードを取出し、佳織に渡す。 「ありがとうございます。 もし、軽くでも怪我をしたら私のところまですぐに戻ってきてくださいね」 佳織のテキパキとした指示に全員が頷く。
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