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太陽はこうしている間にも大分傾いた。
空が薄いオレンジ色に染まっていた。
目を覚ました炎が元に戻ったことを確認した比奈、香奈は感極まり、炎に飛びついて泣いてしまった。
五人で少し離れたところに集まり、それを眺める。
「一件落着、ですね」
「そう、だね」
「それにしても佳織、オマエ実はメチャメチャ強かったんだな」
感心したように蓮が言う。
俺の倍くらい強い連が倒せなかった炎を倒したのだ、そりゃ印象に残るのも当然だ。
「妹である私も知らなかった。
やはり姉さんは凄いな」
「……お姉様の勇姿、見たかった」
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