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「おら、大人しくしろ」
「離せよー、はーなーせーよー!」
首ねっこを捕まれているのと微妙に手首に関節技がかけられていて抜け出せない。
「よっ…と。
はい、蓮。
隆之は駄々をこねないでくださいね、醜いです」
何故、俺だけ責められるんだろう?
くっ!詩織め、いつか倍返しにしてやるうー!
まあ、さらに10倍返しにされるだろうがな。
「【堕天使】」
気がつけば蓮が飛ぶ準備をしていた。
腰にはすでに腕がまわされていて、脱出不可能だ。
「やめろよー、やーめーろーよぉおぉ!?」
言葉の抵抗も虚しく、急上昇してくれやがった。
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