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そのまま谷の向こう側へ。
『おっと手が滑った』とかをされるかと思ったが、普通に運んでくれた。
「到着っと
詩織、頼むな」
「了解、【狙撃手】」
蓮は到着するなり詩織に【堕天使】のカードを渡し、詩織はすぐさま投げる準備をする。
そして、カードはくるくると回転しながら一直線に反対側に飛んで行った。
「白夜くん、高いの、苦手?」
「……誰かさんのせいでね」
「ん?何か言ったか?」
「いーえ、なんにもー」
……
向こう側で、なにやらワイワイガヤガヤと騒がしい。
順番でも決めているのかな?
ま、ゆっくり待つとしますかね。
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