44人が本棚に入れています
本棚に追加
「動くな、と言っているだろうに」
「……」
「僕たちはそこの銀髪の女の子に用があるだけなんだ、大人しくしていてくれよ」
男はまっすぐ目的の人物を見据える。
銀髪の女の子……水樹の事だ。
水樹は怯えたような表情で詩織の後ろに隠れている。
「……ふざけるな。
西塚さんになんの用があるんだよ」
「是非とも僕らの仲間になってほしい、と言うことで勧誘に来たんだ。
ほら、後ろの鈴木さんと遠山さんは彼女の仲間だったみたいだしね」
最初のコメントを投稿しよう!