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「生憎、西塚さんは俺の大事な仲間なんで。
諦めてくれ」
「別に君に許可をとるつもりはないよ。
もともと無理矢理連れていく予定だったし」
と男は後ろにいた女のうちの一人に目配せする。
「【念力】」
そのスキルが聞こえた途端、体が金縛りなったように重くなり、全く動かせなくなった。
「くっ……！
何ですか、これ…」
ほかの皆も体が動かせなくなっているようだ。
目や口は動かせるのだが、首から下が全く動かないのだ。
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