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ドクン、と心臓が跳びはねた。 「ガアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 頭がぼうっとしている。 自分の口が勝手に雄叫びを上げていた。 悔やみ、嘆き、怒りと色々な感情が俺の心を支配する。 視界が全て赤に染まった。 「ちょ……何コイツ……ヤバイんじゃないの?」 「【念力】 ……【念力】!! ――嘘……効かない……」 「予定変更だ。 コイツから殺す!」 心臓がドクン、ドクンと強く脈を打っている。 俺は夢の中にいるような感覚に囚われていた。
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