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背中に冷水を流し込まれたような感触。
続いて頭に殴られたような衝撃が走る。
そして立っていられなくなり、地面に倒れてしまう。
「ぐ…つう…」
「おや?まだ意識があるんだ。意外に頑丈だね。」
視界が揺れ、頭がギリギリと痛む。
何か喋ってるようだが、俺の耳には入らなかった。
「僕の言った事に嘘はないよ?
僕がするのは相手を気絶させることだけ。
目立つところにそいつを置けば僕の手を汚さずライバルが減るよね?アハハハハハハハハ!」
「ぐ…」
「さーて、じゃあ君はそろそろ眠りなよ。次目覚めることは無いと思うけど」
「ふざ…けるな」
もう…どうしようも無いのか?
霞む視線の先に奴の足が見えた。
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