絶望と希望
3/25
読書設定
目次
前へ
/
550ページ
次へ
自分の手を見る。 いつもと同じ自分の手。 しかし、それは血で真っ赤に染まっているように見えた。 雲が切れ、また辺りを月明かりが辺りを照らす。 背中の岩に体重を預けながら、俺は空を見上げた。 本物のようで、作り出された偽物の空。 まるで俺の心の内を現しているような闇だ。 皆の顔や、楽しかった日々が浮かんでは、闇の中に溶けて消える。 なんだか息をすることすら億劫だった。
/
550ページ
最初のコメントを投稿しよう!
44人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
69(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!