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「それで…さっきなにがあったのか、話して貰えないか?」
「ん、ああ」
一息。
「かい摘まんで話すと、わたしが能力を使って蓮のナイフを石で弾き、姉さんがお前を能力で助けたんだ」
「佳織の能力は傷を治す感じのスキル…だよな?」
「ああ、姉さんのスキルは【回復】傷ついた部分の細胞を再生させる能力だな。ただし、体力までは戻らないらしいから、まだオマエは安静にしてるといい」
「へいへい…。
詩織のスキルは?」
「わたしは【狙撃手】範囲内なら撃つ・放つの行動をとった時、必ず狙った相手の位置に当たる」
「へぇ…じゃあ、銃なんて持ってたら最強じゃんか」
「ああ、運よく引き当てることが出来たな」
背後から黒光りする物を見せてきた。
「……」
「…?どうした?」
「バ…バランスブレイカーだ!バランスブレイカーがここにいるよっ!」
「うるさい」
頭を叩かれた。
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