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「そんな事はどうでもいいだろ! 早く行こう!」 詩織はテンションの上がり方が大変な事になっていた。 いても立ってもいられなくなったのか、走り出してしまう。 「あー!詩織ー!お姉ちゃんを置いて行くとは何事ですか!」 続いて佳織。 そんな佳織達を見送りながら 「詩織はともかく、あいつ…あまり体力無いのにあんなに走って大丈夫なのかな…」 「んー…まあ大丈夫でしょ、俺達も行こう!」 「…ああ!」 こうして二人して暗い道を競争するかのように走る。 ……街に着いた後、途中で抜かした佳織がスネてしまって機嫌を直してもらうのが大変だった。
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