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街に入ってまず驚いたのが、本当に仮想世界なのかと思わせるほどの街の完成度の高さだった。
入口にはちゃんとお馴染み町人Aが設置されていた。
「こんばんは」
話しかけてみる。
「ようこそ!ここはちゅうおうの街だよ!」
「道を聞きたいんですけど」
「ようこそ!ここはちゅうおうの街だよ!」
やっぱり同じ事しか喋らない。
「わ~☆面白そうですね~」
「姉さん…?」
「こんばんは」
今度は佳織が話しかける
「ようごぇそ!ごぉこはぢゅぇうおぇのまぢだよ!」
ちなみに言葉が濁ってる部分は佳織が殴っています。
殴られても言うのをやめないその根性に涙がちょちょぎれそうだぜ。
仕方ないので玩具にされる町人Aと橘姉妹を放置し、蓮と街の散策をすることにした。
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