街にて

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数メートル急上昇の後、天地が反転した。 「な…にを…」 そして、突然の急降下。 「わああああああぁ!!」 まるで、ジェットコースターに乗ったときの内臓が浮き上がるような感じが気持ち悪い。 地面がどんどん近づいてくる。 このままでは確実に…『死』だ。 「神眼っ!」 辺りに走る静寂。 地面は目の前まで来て止まっていた。 とにかく少女の拘束から抜けだし…たが、頭から落ちた。 下が土だったのと、そんなに高くなかったおかげで助かった。 「いっ…つぅ…」 こんな事で死んだらとんだお笑い草だろう。 …下手こいてる場合じゃない。
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