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少女の翼はブレーキの体制に入っている様子なので地面に激突することは無いと思うが、とりあえず地面に下ろしておこう。
…スカートはいてる癖にこんな無茶するから…
目のほよ…じゃなくて目のやり場に困る。
なるべく少女を見ないようにひっくり返して、地面に足をつけて…。
変なところを触った気がしたのは気のせいだ。うん。
この辺で神眼の時間が切れた。
「…?」
少女は自分が地面に普通に立っていることと、俺が無事なことに困惑していることだろう。
「な……な…?」
口をパクパクさせて必死に現状を把握しようとしている。
俺の手は少女の腕と翼を掴んだままだ。
これで少女は飛ぶことが出来ないはず。
「俺の勝ちだね」
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