一日の終わり

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「…よろしく…。 …って私仲間になったわけじゃないんだけどな…」 「気にしたら負けだと思うよ」 「…何に負けるのよ…」 「それで、オレを呼んだ理由は?」 「っと、西塚さんの怪我を治してもらいたいんだ」 「怪我?」 水樹の足首を指差す。 「…捻挫だな。 靭帯と筋肉、血管を修復して佳織に任せれば元通りになる。 …修理」 「回復」 二人は水樹の足首に手をかざし、スキルを呟く。 すると、みるみるうちに腫れはひき、元通りになるまで10秒とかからなかった。 「おしまいです、痛みはありませんか?」 水樹は不思議そうに足をぐりぐり動かす。 「ない…みたい。 …ありがと…」 「どういたしましてー」
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