一日の終わり

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……まだ水樹は仲間になると言っていない。 仲間になるのを強要する気はないから、これは彼女に決めてもらわねばならない。 「西塚さん、これで君は何処へでも行ける。 君の意思で決めて欲しいんだ。 俺達と一緒に行くか、ここで別れるか…」 「……わた…しは…」 水樹の顔が途端に曇る。 「出来れば俺は西塚さんに仲間になってもらいたい。 だけど、強要する気は全くないよ。 俺はただ、手を差し延べるだけ、その手をとるかとらないかは西塚さん次第だよ。」 「……」 水樹は黙ってしまう。
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