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……
そして、しばらくして佳織たちがやってくるのが見えた。
俺と水樹の様子を見て状況を把握したのか、佳織は『耳を貸せ』のサインをしてきた。
「…?なに?」
「仲間になってもらえて、良かったですね。
あ、そうそう報酬はさっきの貸しにプラスしておいてくださいね☆」
「……」
…俺の金を奪い尽くす気ですか、この悪女は…。
「さて隆之、何があったのか説明してもらおうか」
「…ああ、そうだね…」
俺の財布がピンチなのでそれどころじゃない、と言いたいがそんなことも言ってられないだろう。
俺は水樹と出会ってからのいきさつを多少省略しながら話した。
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