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「まっ……ひぎゃああああああぁぁぁ……」
夜の街に俺の叫び声が響き渡る。
数分後には、拳銃の持ち手で頭を連打され、ナイフの柄でこめかみを殴られ、簀巻きにされて木に吊された俺がいた。
水樹以外の三人はとっとと宿の中に引っ込んで行った。
「…白夜くん…大丈夫…?」
「…あんまり…」
勿論、おふざけなので痛くはない。
「もうあんな事しない?」
「はい…しません」
「…ん、なら降ろしてあげる」
「…ありがとうございます」
水樹に降ろされ、ようやく宿の中に入る。
宿の中もなかなかの出来で、ホテルみたいだった。
部屋はとても広く、ベッドが六つある。
…無料でこんな良い部屋に泊まれる点は褒めてやろう。
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