一日の終わり

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…… そして、AM0:00を迎え死亡者の発表があった。 システムの感情のない声がたんたんと読み上げてゆく。 『榊原杏子 【鏡】 荻谷雅俊 【正義】 朝比奈浩二 【隠者】 古宮光輝 【精神】 矢沢幸一 【運命】 樋口豊 【変化】 以上6名』 (…6人も死んでしまったのかよ…) 唇を噛み締める。 人の命を何だと思ってるんだ……! 俺の気配を感じとったのか、蓮が小声で話しかけてくる。 「隆之、悔しいのは分かるが今悔やんだところで何か変わるわけじゃない。」 「…それは…分かってるよ…」 分かってる…けど…。 「悔しかったら生き残れ、そしてゲームクリアして全員が生き残れる道を探せばいい。 ……安心して眠れるのは今日が最後かもしれない、今はとにかく寝るんだ」 「……分かった…」 今は…我慢するしかない。 布団の中で目を閉じると、疲れていたせいか、すぐに眠気が襲ってきた。 …絶対死ぬもんか…! 強くそう思う。 そして俺の意識は深い闇へと落ちて行った…。
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