二日目の朝

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宿屋前まで来ると、まだ蓮が居た。 今度は柔軟体操をしている。 そんなに体操しないと体が動かないとは…面倒な体だなあ 「隆之」 ふと、呼び止められる。 「なに?」 「素手で模擬戦闘をしないか?」 「…蓮強い、俺弱い」 さっさと宿に引っ込もうとしたら、捕まえられた。 「もちろん手加減する、それに怪我したら佳織に治して貰えばいい」 「そこまでして俺を殴りたいのか!?」 「そういうわけじゃないんだが……。 ちょっと試してみたい事があってな」 「ようするに練習台じゃないか…」 「動きの中で出来るようにならなきゃ意味がないんだ。 だから隆之は本気でかかってきてもいいぜ」
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