エピソード2⃣    ―記憶―

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オイラ―、 耳の記憶力にはちーとばかし、自信がある。 「運転手さん。M市の〇★団地まで…」 と、ある日、中年の女を駅から乗せた…。 「はい…」 オイラ、その時点で…、 『このお客、二度目だな』 と、気が付いた! 取り立てて、その女が美形だった…。 と、言う訳でもない! 乗った客の声とその行き先が合致すると…、 オイラ―、 『あッ!以前にも…』 と、瞬時に! 乗った客の降りた場所の記憶が、映像として蘇るのだ…。 そして――、  
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