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「運転手さん!
西葛西まで大急ぎでお願いします!!!」💦💦
と、焦った声で、飛び乗った若い男が―、
運転席のオイラの顔を見るなり慌ててそう言った!
オイラ、咄嗟の反応で!
ブッアアア――ン!!!!!
と、返事をすると同時に!
オイラは右足のアクセルを踏み込んでいた!
ここは、日が沈んだばかりの松戸街道、矢切駅付近である…。
😱「何?!お客さん!。
そんなに急いで…!」
と、オイラ。
😓「運転手さん!お願い!
半年がかりで…、
やっと!やっと!口説いた女…!
彼女がデートを!
OKしてくれてね…!
でも!
じ…、時間があ~~~ッ!
まっ、間に合わね~!!!💦💦💦💦💦💦」
若い男は、まるで過呼吸の様な息遣いで―、話す!
そして、そわそわ…、と
落ち着かない!
その内、タクシーの座席の上で在りながら―、
バタバタ!と、
オリンピックのカール・ルイスの様に、
『膝を上げて走り出すんじゃ…?!』
と、そう思える程、浮き足立って、居るのだ!
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