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まっさらな世界に一人
私がいる。
そして、目の前に突然現れる一人の少年。
まるで王子様のような格好をしたその少年は、くるりと私がみえるように向きを変えると私にこう言ってくるのだ。
「僕はアリス。
一人ぼっちのアリス。
僕はね?
黒兎を探さなきゃなの。
ねぇ、
君は白兎―‥?」
そう言うと、また前をみて走り出す
その背中を追いかけようとした途端、夢から醒めてしまう。
"追いかけてみたいのに..."
それが私の想うことだった
...
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