懐中時計と兎の行方。

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「酷いじゃないかっ!」 だって、やだもん。 「何の用?暇ならあそこの二人の会話、とめてくれない?」 するとイモムシさんは、ゴホンッと一息おいて口を開いた。 「...お嬢さん、なにか困ったことがあるだらう。猫から聞いたよ。私の店にきなさい」 「...あの二人は、...」 「あの様子じゃあしばらく続く。その間暇だろう?」 「...」 ずっと眺めてても暇なのは変わらないので、ついてくことにした。 ...
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