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「僕は女王に逢うために黒兎を追いかける。
追いかけるのが宿命だからっ!」
そういった途端、また窓から飛び降りようとした
必死にしがみついて、どうにか止めたけど。
すると少年は優しい口調で私に問いを投げかけた
「...お姉さんは白兎なの?」
「え...?」
「もし、白兎なら、僕は...」
「...私は白兎じゃないわ。白神魅兎、よ」
「なぁんだっ。なら、いいの♪」
満面の笑みで私に言う。
...満面の笑み、で。
..
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