#02 My Favorite Things

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 ふたりは、私を見ながらニヤニヤしている。  なにしろこの見た目だ。威圧感が半端ではない。  私が固まっていると、ノエルが助け舟を出してくれた。 「おいおい、ジョンもリュークもよしてくれよ。レイが怖がってるじゃないか」  ノエルのその言葉に反応したのは、銀髪の方だった。 「ああ、スマンね、ノエル。なんか楽しそうだったんで、ちょっと混ぜてもらおうと思っただけなんだ」 「そういう事。俺たち、ここの常連なんだ。仲良くやろうぜ」  続けて金髪が私の方を見ながら言って、荒々しく肩を叩いた。  思わず、むせる。 「バカ、ジョン強すぎだ!」 「うるせーリューク!」  銀髪の突っ込みに反発する金髪。  なるほど。金髪がジョンで銀髪がリュークか。覚えたぞ。
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