14人が本棚に入れています
本棚に追加
ふたりは、私を見ながらニヤニヤしている。
なにしろこの見た目だ。威圧感が半端ではない。
私が固まっていると、ノエルが助け舟を出してくれた。
「おいおい、ジョンもリュークもよしてくれよ。レイが怖がってるじゃないか」
ノエルのその言葉に反応したのは、銀髪の方だった。
「ああ、スマンね、ノエル。なんか楽しそうだったんで、ちょっと混ぜてもらおうと思っただけなんだ」
「そういう事。俺たち、ここの常連なんだ。仲良くやろうぜ」
続けて金髪が私の方を見ながら言って、荒々しく肩を叩いた。
思わず、むせる。
「バカ、ジョン強すぎだ!」
「うるせーリューク!」
銀髪の突っ込みに反発する金髪。
なるほど。金髪がジョンで銀髪がリュークか。覚えたぞ。
最初のコメントを投稿しよう!