*神轟領域(サンク-チュアリ)*

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翌日 「ふわぁあぁ…」 今日から寺の掃除をしなければならない……直人はいつもより1時間も早い、6時に起床した。 「トントントントントントン…」 キッチンの方から包丁の音がする。 (何だ?こんな朝早くに…) 直人はキッチンの方へと向かうと、 「おはようございます♪直人様♪」 「………………え?」 なんとそこには 霙が裸にエプロン1枚という、漫画でしか見たことがないような光景が広がっていた!!!! 「なっ…何やってんだよ!!」 「正人(マサト)様が『男は、みんなこの格好が大好きだ』と仰っていたので…」 (あんのエロ親父!!!) 俺はとっさに目を閉じ、霙を居間の方へ追いやった。 「キャアッ、何するんですかぁ~、お味噌汁作ってる邪魔しないで下さいよぉ~、あと、こっちは裸なんですから冷たい物とか当てないでください~」 (冷たい物?…ああ…俺の手の事か…) 「すまないな、俺は極度の冷え性なんでね…」 なぜか俺は春夏秋冬、常に手足が尋常じゃなく冷たい。
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