*神轟領域(サンク-チュアリ)*

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子供の頃に一度、病院に診てもらいに行った事がある その時、医者に「……これは異常ですよ!!」と、大層驚かれたことがある。 その時は「絶対にただの冷え性なんかじゃないよ…」とかなんとか言われたが、健康上では問題ないそうなのでそのままにしている。 「お待たせしましたぁ~」 さっき俺が無理矢理服を着せ、「男は全員裸にエプロンが好き」とかいう単純な発想は間違っていると指摘された霙が 次々とテーブルに料理を並べていく、その中に、先程、霙が作っていた味噌汁が置かれていた。 直人は徐(オモムロ)にその味噌汁を手に取り、一口 (うまっ………) 「…美味すぎるよ霙ちゃん!!」 「霙でいいですよぉ」 「あっ…うん…分かった。霙ってこんなに料理、上手かったんだね」 「はいっ、私達、式神は御主人様となるべく釣り合うように、ある程度の能力はinputされているんですよ」 「へぇ~「私達」って、他にも何人もいるの??」 「はいっ、えぇと…私を合わせて…全員で15人です」 「案外少ないんだね」 「そうですか?」 直人はチラッと時計に目をやった 「ヤッベ!!!もうこんな時間!!…霙、ごちそうさま」 「お粗末様でした♪」 「んじゃ、行ってくるなぁ~」 「はぁ~い」
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