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次の日、
(ガラガラガラ)
「行ってきまーす」
「おう!!」
俺は家のドアを閉め
いつもの日課
隣に住んでいる幼なじみの里奈
本名:八橋里奈(ヤバシリナ)を起こしに行く、といった面倒くさい事をしなければならない…。
(ピンポーン)
「はーい」
里奈の母親だ…
里奈の母親は、里奈が幼稚園の時に夫と離婚して女手一つで里奈を育て上げた。
俺も母親が小学4年生の時に他界してる。
(ガラガラガラ)
「あっ、直人くん、
ゴメンね~まだ里奈寝てるのよ~」
「ああ~はい…。
んじゃ、待ってます」
心の中で
(この台詞は言い飽きた…)
と思いながらも
10分少々待つ、
「ゴメ~ン」
いつもの聞き慣れた甲高い声が聞こえてくる。
「いいよ、別に、いつもの事だし」
「ホントは怒ってんでしょ~??」
とか聞いてくる
俺は「怒って無いって」
無表情で言う。
するといつも通り里奈は
「ありがと~直くん❤」
とか言いながら俺に抱きついてくる。
里奈はstyleバツグンで胸もEカップあるらしいので
その…要するに胸がダイレクトに当たる訳だが…。
そんな事お構いなしにガツガツ当たってくる。
端から見たら
(何だコイツら?)
(自慢か?自慢なのか?)
とか思われるだろうな~。
学校に行く途中の
商店街を通らなければいけない事が最近憂鬱になってきた…。
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