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学校に到着すると
「んじゃまた後でね。」
「ああ、またな」
下駄箱で別れ、お互いのクラスに向かう
(ガラガラガラ)
「………」
俺はいつも通り無言で、教室に入ると
「直人~聞いてくれよ~…」
(ほらきた…)
「何だ?どうした?」
コイツは俺が学校で2人しかいない内の1人の貴重な友達、榊原彩都(サカキバラサイト)だ。
いつも何故か分からないが、俺が学校に着き、自分のクラスのドアを開けた瞬間に
「今日の朝よぉ~、母ちゃんによぉ~『今日の弁当何?』といった家族の間では鉄板ともいえるありふれた質問を投げかけた訳ですよ。」
「うん…んで?」
「そしたらよぉ~母ちゃんノリノリで『ん?今日はね~………ジャン!!昨日のお刺身の残りonlyよ!!ちゃんと残さないで食べるのよ~』なんて言うんだぜ!?」
「あっそう」
と、こういったどうでもいいゴミクズと、言っても過言ではないくらいのどうでもいい話をしてくる。
「これじゃあ昼になったら刺身が腐っちまうじゃねぇか!!!!」
(いや…俺に言われても…)
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