さようなら

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「約束…まだ覚えてる?」 「……………あぁ…忘れる訳ないだろ」 龍はやっぱり優しかったね。 「お父さんから全部聞いたよ… 龍の引っ越した理由や電話の事。 龍…ゴメンねあたしのせいで…グスッ… あの頃の約束……守れそうになくて…」 私は涙が溢れてきた。 だけど伝え続けた。 「約束守れないけど…あたし龍が好き。 龍の事やっぱりずっと好き。 命が尽きる時まで龍と一緒に居たいの…。 一緒に…居てくれないかな…?」 私は勇気を出した告白した。 もし振られても大丈夫だった。 死ぬってわかってると何でも出来た… 「……………………………… ゴメンな 話し掛けるなとか言って… 俺が魅香の傍にいるよ 魅香の支えになる…大好きだ…」 龍はそう言って私を抱きしめてくれたね。 その時の龍は温かくてとても落ち着いた。 _
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