6人が本棚に入れています
本棚に追加
そこからの3ヶ月間―
龍は病室に毎日来て一緒にいてくれたね。
私の大好きな歌手の曲をiPodに沢山入れて、私に聞かせてくれた。
片方のイヤホンは私でもう片方は龍。
私が龍の方を見ると龍もこっちを見ていて目があったね。
二人とも照れて顔が赤くなってた。
私の大好きなお菓子を沢山買ってきてくれて一緒に食べたね。
私の知らないお菓子も沢山教えてくれて
子供みたいに楽しそうだった。
私が苦しんでいたら優しくさすってくれて、落ち着くまで何時でも傍で支えていてくれたね。
沢山の事を大好きな貴方と過ごした日々。
私は病気への恐怖心が少しずつだけど消えていった。
だけどその反面……死にたくない―
もっとあなたと一緒にいたい―
あなたの笑顔をみていたい―
この気持ちが日に日に強くなっていった。
_
最初のコメントを投稿しよう!