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~放課後~
杉山は美咲に告白するべく体育館裏に呼び出していた。
「君が私の事を呼んだの?用件があるなら早くしてよね。早く帰りたいんだから!」
美咲は杉山にきつく言うと腕を組んで、用件を嫌々待っている。
問題の杉山はと言うと...。
めっちゃモジモジしてる。
ダメだこりゃ。
「あああ、あ、綾瀬さん。ぼぼ、僕と付き合って下さい!!」
杉山よく言った!
......ムダなのに...。
「あ~ごめんね。今付き合っている人いるから。だから無理。」
きっぱりと言い美咲は戻って言った。
杉山は頭を下げて固まったまま動かない。
ご愁傷様...。
「す、杉山?大丈夫か?」
杉山は頭を下げていた形からゆっくりと立ち上がり、どこかへ走って行った...。
さっきまであった杉山の頭辺りに液体の跡が何滴か残っていた。
こうして一人の少年の恋が終った.....。
~秋の奇跡~完
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