冬の悲劇~つないだ手から伝わる暖かさ~

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クリスマス。 指輪を持って、いつもの公園のベンチに座り美咲を待っていた。 「お待たせ~。待った?」 きたきた。 「今来たとこ。じゃあ行くか。」 「うん。」 美咲と手をつなぎ歩きだした。 クリスマスと言うことだけもあって人が多いな…。 まぁいい。 とりあえず今日は美咲とご飯を食べたあと、指輪 を渡す事にしている。 和也達は近くのファミレスに入った。 入ると店員に連れられて、店の1番奥の席に座った。 「暖ったけ~。」 「暖かいね~。カズ君何食べる?」 「どうしようかな…。」 実を言うと今日は昼からご飯を食べていない。 なのでめっちゃ腹が減っている。 「私はこれにする。」 美咲が指を指したのは、カルボナーラと、クリスマス限定のショートケーキ。 「じゃあ俺は、このトンカツカレーとチーズケーキ。」 店員さんを呼び、俺と美咲の料理を注文した。 「今日はこの後何してくれるの?」 「ん~?お楽しみ。」 等と話しをしているとすぐに料理が運ばれてきた。 「おいしい。」 「うまいな。」 と言いながら、俺はすぐに平らげた。 俺が水を飲んでいるうちに美咲も食べ終わり、ケーキに手をつけていた。 「カズ君。はい、あ~ん。」 「うまい。ありがと。」 等と甘い事をして、ファミレスを後にした。
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