夏の終わり~そして始まりへ~

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今は放課後。 皆は美咲さんの歓迎会をしようということで大会議室に居る訳だが、なぜだか俺だけ別の教室の図書室の椅子にしっかりと縛られている。 ~1時間前~ 「なぁ歓迎会ってどんな事をすればいいんだ?」 「まぁ歓迎すればいいんじゃないか?」 といいながら、俺と杉山は歓迎会に必要なジュースやらお菓子やらを両手にぶら下げて学校への道を歩いていた。 さすがに二人じゃ無理なので他にも何人かいるが… まあ遊んでいるんだが。 袋をブンブン振り回しながら。 中身は大丈夫なのか!? そんなことをしている内にもう学校が見えてきた。 学校に着き材料を3階の大会議室に運び、机を何個かくっつけて作った大きなテーブルの上に買ってきたジュースなどを乗せているときに、クラスメートの女子に呼ばれてここに来たとたんに縛られた。 そしてここに至るという訳だ。 どうして縛られたかは俺にはよくわからない。 縛られてから30分は経つ。 なかなか腕などが痺れてきた。 ちなみに俺が縛られているのは、大会議室の隣の図書室。 図書室というだけあって、本が何冊も並べられている。
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