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楽しいデートが終わり家に着くと、いい臭いが家を包んでいた。
多分鍋をやっているのだろう。
「お帰り~」
だだだと廊下を走って迎えてくれたのは妹の風香だ。
いつもお兄ちゃん、お兄ちゃんと慕ってくれる、いい妹だ...。
「ん。ただいま。今日は鍋なのか?」
マフラーとコートを受取ながら
「そうだよ~。キムチ鍋!」
と言い風香は戻って行った。
後に続くように和也もリビングへと歩いて行く。
リビングのドアを開けると香ばしい香とともに
「お帰りなさい。寒かったでしょ?」
という母の声も聞こえた。
「昨日よりはまだマシだったかな...。」
といい和也はこたつに入り、自分の前に置いてある鍋に手を伸ばした。
意外と腹が減っていたらしく鍋の半分は俺が食べたと言っても過言では無いだろ。
その後は寝るように死に…
じゃなくて死ぬように寝た。
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