ο過去ο

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      いつも勝手に 走って 転んで 傷付いて 一人で泣いてた 差し出してくれた腕が 優しくて嬉しくて それなのに その腕を振り払って いつも傷付くのは私 いつも愛し過ぎるのは私 なんて 被害妄想もいいところ 自分で転んだ傷なのに あなたを責めて傷付けた 振り払われた腕は どんなに痛かっただろう それでも何度も 助けようとしてくれたのに いつも愛し過ぎたのは私 でも きっと それ以上に愛してくれてた あの頃 あなたの腕を 信じられずに 今日も差し出される腕は無く 私は一人泣き続ける      
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