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どこだ?此処は…
私は一体何をしている?
「離して!!」
…なんだ?
子供の声がする……
"良いから来なさい!"
「いやぁぁぁ!」
…!!
「助けて…」
"お前は今日からここで暮らすんだ。"
「いや……」
"とてもお金持ちのお屋敷よ。
あなたの為なの。
ねぇ、わかるわね?"
「やだよ……
待って…行かない…で…」
なんだ…これは…
「おかあさん…っ」
これ…は……
「おかあさん…!!
…っ…なんでっ……」
"元気でね。ーーー…"
ザザザ……
ノイズ「つっ…」
(体中が痛む…)
レウス「あっ…ノイズ!」
ノイズ「…!!…レウス…」
ノイズが目を覚ましたのは、アンドロイドと化した"リア"との戦いから六日後の事だった。
レウス「良かった…起きてくれて」
ノイズ「何を言っている…」
レウスの安心したような表情を見て、ノイズが溜め息をつく。
レウス「だって心配したんだよ?あの日の事、覚えてる…?」
ズキン…
ノイズは一瞬、激しい頭痛に襲われた。額に手を当て、目を瞑って落ち着かせる。
ノイズ「…」
また心配そうに見つめるレウスに対し、ノイズは短く応えた。
ノイズ「…忘れた」
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