オタクと始まり

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      『キモい』 『オタク』 『関わりたくない』 『近づくな』 俺を見た大体の人間が言う台詞。 だがそれがどうした。そんなもの俺は気にしない。 オタク? オタクの何が悪い。 無趣味で毎日意味も生きる理由も見いだせずにいる奴らよりかはよっぽどましだ。 キモい? 関わりたくない? 見た目がキモくて何が悪い。 外見でしか判断出来ずに差別する愚かな人間とは関わるつもりはないから逆に好都合だ。 二次元なんて所詮は偽りのものだと周りは口を揃えて言うが、俺からしたらこの現実こそ虚像の塊にしか見えない。 同じ偽りならば俺は二次元を選ぶ。 三次元には興味がない。 リアルには何の幻想も抱いていない。 それ程までに思う程、この世界は…いや、俺の心は腐っていたんだ―――‥。  
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