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「どうしたの?」
そんなユカに話しかけたのは、
クラスメートの相沢(アイザワ)トモカだった。
トモカとはこの高校に入学して、
同じクラスになったことがきっかけで話をする様になった。
「もしかして黄昏れてる?」
トモカがからかう様に言った。
〔まだ午前中だってば。言葉の使い方間違ってない?〕
ユカはそう思いながら、
「雨が嫌いなの」
「うーん、絵になりますなぁ」
頬杖をついて答えるユカにトモカが冗談ぽい口調で言う。
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